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第二話まで進めたところで、多少書けるようになってきました怪異譚の登場人物紹介。
とはいえ、未だ、仁科、東、斑の三人ですけれども。他のキャラは、きっと多分恐らく後々、続話にて語られましたらその時に、と。

加筆修正、ちょいちょい入ると思います。


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「応、貴様が次の【怪異譚】か」
■仁科司郎(ニシナ ジロウ):「大正浪漫・怪異譚」
 癖毛の黒髪。煙管愛好者。
 黒の瞳だが、右目は白く変色。視力はない。
 しっかりとした体躯。鍛えてもいる。三十代。
 俺 / 貴様 / 呼び捨て
 イメージカラーは鉄紺。
 好きな食べ物は肉で大食漢でもある。

 黒、紺などの色の濃い和装を着る。西洋文化が流れ込んできている時代の中では若干浮き気味。
 同系色の羽織り、下駄で歩いている姿は、堅気には見えづらい。
 袂には常に分厚い札入れと煙管一式はある。あまり物は持ち歩かない。小銭も持たない主義。

基本的性質:
 理解出来ない事象の原因である【怪異】と、【怪異】が引き起こした【怪異譚】の蒐集家。
 強がりで疑心暗鬼、厭世的で臆病でもあるが、性根は熱く親しい距離に置いた人間には世話も焼く、性根は悪くない人物。
 己の感情に愚鈍な節があり、キレやすい。口と同時に手が出ていることも多く、喧嘩早い。
 損得よりも目的達成に重心を置く、理想派でもある。
 口が悪く、態度も悪い。今は定住した家を持たず、宿もしくは遊郭に寝泊まりをしている。
 資産家でもあり、金は一生を遊んで暮らせるほど持っている為、金銭的な執着はない。
 一方で交友関係は狭く(意図的に狭めていて)、人間の好き嫌いも激しいが、一度親しくなると執着心を抱きやすい他、信頼を得る為には平然と己の過去や嘘、目的などを晒すこともする。
 親しい人物には直ぐに感情を表情に出す為「分かり易い」と言われるが、基本的に意地悪くにやついている。
 正義感や責任感、使命感には熱い方で、意味を成さない自己犠牲は嫌うし理解もしない。

 資産家の家に生まれ、兄弟はない。腐れ縁、東とは中学、高校にて同窓。
 大学では経済学部を卒業しその後、両親を失ったが、大学時代に知り合った女性との結婚も目前に控えていた。
 結婚直前、彼女が何者かに殺害され、また自身も白く変色した右目の視力と、当時の記憶を失っている。
 現場が仁科の所有する屋敷であったことと、被害者の他には仁科しかいなかったことから第一容疑者にあげられるが、後に東によって容疑から外されている。
 東いわく【彼女は彼女に殺された】といった内容や、事実、彼女の死が人間に出来るような殺され方では無かった事、明らかな他殺体であった事、変色し視力を失った右目と無くなった記憶などから、彼女の殺害は【怪異譚】であり、犯人は【怪異】であると思い始める。
 屋敷を売り払い、あらゆる【怪異譚】を蒐集していけば、いつか彼女を殺した【怪異】に辿り付くと考えている。【怪異】に出会った暁には、「何故、彼女を殺したのか」と「何故、己は生かしたのか」を問う気でいる。

 彼女を失った時から不眠症の気があり、眠る為に女郎を抱く。また女の声で下の名前(司郎)を呼ばれることを疎い、女郎達には良客として「センセ」と呼ばせている。自身も年頃の近い女の名前を覚えることを避け、顔の区別は付くが女郎の名前は覚えていない。死んだ女の名前だけは覚えが良いと自嘲している。

 東が事務所を立ち上げる際、資金提供をし借金を負わせたことを弱みに都合良く【怪異譚】の蒐集に利用しているが、金には困っていないので急かしては居ない。
 斑の纏う【怪異譚】を便利、として三年ほど買い上げ所有しているが、振り回し使いこなす気でいたが、現在振り回される一方である。正直、ほんの少し後悔をしている。



「非科学だ!非科学にも程がある!!」
■東治樹(アズマ ハルキ):「大正浪漫・怪異譚」
 色素の薄い茶のストレートの髪。
 茶の瞳。視力が悪く、丸眼鏡をかけている。
 もやしと称しても過大評価な体格。三十代。
 私 / 貴様 / 呼び捨て・殿・嬢
 イメージカラーは朽葉。
 すきな食べ物はうどんだが、酷く小食。

 茶のベストスーツを一張羅として着ている。
 アンティーク趣味で、持っている小物も古めかしい物が多い。

基本的性質:
 私立探偵。
 強い意志と潔癖に近い性分、理詰めで現実主義。よく言えば裏表が無いが、世渡り下手。非常に神経質でもある。
 観察眼に優れ、自己や他者の感情の起伏の察知や本質の見抜きに優れているが、頑なで融通が利かない為、人から好かれることが少ない。
 仁科よりも正義感や倫理観に熱く、硬く、情熱的でもあるが、殆ど感情で先走ることが無い。
 不確定な出来事や不安定な物を嫌い、自らと意見の合わない相手とは敵対しやすくもある。
 己が人に好かれないと分かっている分、自らの垣根は低く、来る者拒まずでもある。
 結果には損得も含めなければならない、という実績派。
 血液や骨、内臓などが極端に苦手で、虚弱病弱な体質も手伝い、卒倒することもある。
 が、謎の解明や真実の追究の為ならば、相手が人間であろうと記号のように無機質に向き合うことも出来る。
 年上好きの人妻趣味。

 天涯孤独の身の上で、親戚に世話になっていた中学、高校にて仁科と同窓。その後、大学の医学部に進学するが、血肉に卒倒する性分が克服できずに中退している。
 その後、仁科が婚約者を失った事件にて、仁科と再会。探偵事務所を設立し、私立探偵となる。
 仁科を数少ない友人と認め、彼の性分を本質まで見抜いた上で尊敬している。
 が、仁科が蒐集する【怪異譚】や【怪異】は「非科学」だとし、否定してかかっている。
 【怪異】や【怪異譚】を憎悪に近い感情で嫌悪し、否定して暴き立て、殺すことに数少ない愉悦を覚えて居るようでもある。
 一方、自身も【記録を読む】ことが出来る【怪異譚】を有しているが、「推理力と観察力の賜物である」として、事実だろうと頑なに認めていない。仁科も「認めたら自殺しかねない」として茶化すことはあっても真っ向から指摘することはない。
 一度週刊誌に怪異な能力を持つ探偵等と書き立てられたことがあり、その時は「この世の終わりを見たかのような有様」を呈したという。

 仁科には探偵事務所の開業資金として借金があり、其れを理由に都合良く使われているが承知の上である。
 借金を全額返済し、見返してやるという思いもあるようだが、到底遠い未来の話であるらしい。

【記録を読む】:
 人物から物まで、感情や改変、忘却などの干渉を受けていない、「事実」である過去を視る事が出来る、とされているが本人が認めていない為、詳しいことは分かっていない。



「居るのに。居ないってみんな言うから。言ったら駄目だって、怒られる」
■斑(マダラ):「大正浪漫・怪異譚」
 肩ほどまで伸びた、毛先の跳ねた白髪。
 銀鼠の瞳。右目が欠損している。
 男女とも付かぬ中性的で華奢な体付き。外見は十代後半~二十代前半。
 僕 / 貴方 / 呼び捨て・さん
 イメージカラーは白鼠。
 甘味が好きで、菓子なら幾らでも食べられる。

 陰間時は派手な着物を着ていたが、今は諸々。
 仁科が止まった遊郭にて、女郎達の着せ替え人形と化し、洋装和装、女装男装と様々。
 着物は自分で着ると必ず着崩れていってしまうので、
 後に黒もしくは白に刺繍糸の入った漢服を愛用する。右目に頑丈な眼帯を着用。
 一時、裸足で歩く癖が抜けなかったが、後にブーツになり、矯正された。

基本的性質:
 元陰間。現在は仁科に引き取られ、【怪異】を視る【眼】としての役割を果たす。
 浮世離れし、常識や世論に疎く通じない。
 何処までも純粋無垢であるが、恐怖も知らず、何事においても執着心というものが非常に薄い。
 その為か、自分が巻き込まれていようと全ては他人事のように振る舞い、怜悧冷徹とも思える非情な判断を下すこともある。
 手先は不器用で細かいことは苦手。痛覚が鈍く、腕力は乏しいが力加減が下手でもある。
 人を疑わず、嫌わず、怒らず、憎まず、と負の感情を殆ど持たないが、其れには後述の【怪異譚】が関わっているようで、皆無ではない。
 人見知りは若干するようになってきていた。知識は無いが、物覚えは悪くはない。
 語録が少ない上、常人と比べ価値観の差が広すぎて、自らの考えや視えている物の説明が出来ず、特に仁科との意思疎通では癇癪を起こすこともある。
 大きくは「子犬のよう」と称される性格だが、仁科、東ともに本質を掴みかねている。

 本名、出身、年齢は本人も覚えて居らず、戸籍もない。
 斑という呼び名は周囲が呼び始めた字である。
 両性具有無機能の半陰陽であり、とある茶屋にて陰間として住み込んでいた。
 一件の【怪異譚】にて仁科と出会い、三年間買い上げられ、以降、仁科の付き人の様にくっついて歩いている。

 仁科が把握しているだけでも三種類の【怪異譚】を有し、特に【在らざる物を視る眼】を買われている。
 【怪異】等に怖れられることも、斑の意思で鎮圧することも、一定の意思疎通が出来るようなことも伺わせている。
 其れも何らかの【怪異譚】であるのか、斑の体質や性分によるものであるのかは不明である。

【在らざる物を視る眼】:
 幽霊、本性、恨みに辛み、【怪異】を含むありとあらゆるこの世に在らざる物を視ることが出来る。東の【記録を読む】とは違い、過去や事実を視る事は出来ない。
 また、本人には全てが同等に見えている為、それぞれに区別を付ける為には第三者の助力が必要になることもある。

【赤い斑模様】:
 血に似た斑模様が髪や瞳に滲む現象。主に【在らざる物を視る眼】で在らざる物を視ている場合に浮かび、対象が斑に対して何らかの干渉(敵意を向ける、感情の交流を図る等)を働くことで部位が広域に、色が濃くなる傾向がある。
 斑の体を離れる、または対象不在で斑模様は霞のように失せてしまう。
 また、斑が負の感情(嫌悪、憎悪、嫉妬、強い恐怖など)を抱いても浮かぶようである。
 外に向ける威嚇や警告の意思表示や、外的干渉や自分の感情による心情の汚れを清めているものと考えられているが、詳細不明。

【出血の止まらぬ右眼窩】:
 欠落した右眼窩内にて、出血が止まらない現象。【赤い斑模様】と違い、常時血が流れ出ている状態である。眼窩内に綿を詰めるか布を当てるかし、その上から眼帯を付けて対処している。
 出血量は一定で少量。他に外傷がなければ貧血を起こすほどの量ではない。

 上記三種類の【怪異譚】は同一の【怪異】によるものなのか、複数の【怪異】が引き起こしている物かも不明であるが、斑に自意識がある時からこの状態が「普通」であったことには間違いがない。

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