「盗む!なんて危険で快楽的で切ない無駄な行為だろう!」
■怪盗:「StealNight」
全体的に緩くウェーブのかかった、顔の横だけ長い赤紫の髪。
橙色の瞳。華奢な体付き。外見は十代後半~二十代前半。
僕 / 君(きみ) / 君・呼び捨て
イメージカラーは赤紫~桃色。極楽鳥花。
凶暴な兎。笑う猫。
桃色と黒の後ろ裾が長い燕尾服に白のシャツ。同色のリボンに桃色の小さなシルクハット。
金色の片眼鏡に白の手袋。エナメルの靴。
シルクハットや予告状には猫の笑顔にも似た、星・太陽・三日月のマークが有る。
私服は非常にシンプル。身体の線が出ない物を好む。
基本的性質:
退屈を嫌い、芸術・美術品の価値が下がる事を憂い、非常に派手好きなスリルジャンキー。
盗みを働く時には天井を走る、大きく跳躍する、謎の銃をぶっ放すとオーバーテクノロジーを平然と扱い、十年二十年、五十年前から存在が認識されている。
相手を小馬鹿にし、見下す態度が多く、社会的地位や権力には一切興味が無い。
躾が成っていないようで、常識外れ。法や正義、倫理にも関心はなく束縛が嫌い。
頑固で几帳面な性質が強く、予告状や自分で決めたルールは絶対に破らない。
胸はないわけではなく、目立たないだけ。男性に間違われることは退屈と探偵の次くらいに嫌い。
探偵には「難易度とスリルを上げた好人物だが嫌い」という認識で、異性感情は無い。
性差が無いわけではなく、恋愛感情よりもスリルにベクトルが大きく向いているだけ。わりとゴシップ好き。
「私は、事件が発生しなければいい」
■探偵:「StealNight」
白髪の交ざり始めたストレートの、よく櫛の通された茶髪。
青の瞳。猫背だが筋肉質な体格。三十代後半~四十代前半。
私 / 此奴・貴様 / 呼び捨て・殿
イメージカラーは茶色。
牛系。
濃い茶色のインバネスコートに、茶のダブルスーツ。
ノリの効いたワイシャツにネクタイ。常にパイプを片手にしている。
着ている品はブランド物ばかり。
基本的性質:
事件を解決することではなく、「事件を起こさない」事に固執をする探偵。
なので、「事件を起こさない」為には何でもする。平然と何でもする。周囲が胃が痛い。
それ以外には全くと言っても良いほど無関心、無興味で、あまり人の名前も覚えない。
依頼人の心情・状況などにも同様の態度であり、「事件を起こさない」事に固執しているので、「既に発生した事件」にも興味が無く、殆ど依頼が来ない。
怪盗絡みの事件が、事前に予告状が来る、怪盗と相性が悪いといった理由で来る程度。
何を考えているか分かりづらく、その心中を察することも難しいが、表情や感情が無いのではなく、探偵が感心・興味を抱いた相手には理解出来る事もある。
実家は金持ち。未婚。勿論だが怪盗に興味はない。
女性の写真が手帳に挟まってるとかなんとかいう話があるが、真実は定かではない。
デリカシーも無い。配慮もない。遠慮もない。
猫背であるが上背はあり、体格は良い方。格闘技を幾つか経験済み。
「自分が十狩であります」
■十狩慶治郎(トガリ ケイジロウ):「StealNight」
黒の短く尖って太い黒髪。
黒の瞳。肩幅の広い大きな体格。二十代後半。
自分 / 貴方・アンタ / さん
イメージカラーは紺。
夏毛の日本犬。ヤマアラシ。
初期は背伸びして買ったブランドの黒のスーツに白のシャツ、青系統のネクタイであった。
が、だんだんとスーツはスケールダウン。そこら辺で売っている安物ばかり。
シャツはアイロンもかけられていない。ネクタイはゆるゆる。
基本的性質:
正義感に熱い、熱血たたき上げの刑事。生まれは日本。後に某国に人事異動となった。
エリートではないが、目的を違えない決意の強さと人を憂う優しさを持っていて、非常に親しみやすい。
真面目で几帳面だが、根詰めやすいタイプ。真面目すぎてよく怪盗に弄ばれる。
涙もろく、信心深く、験や縁起も良く担ぐ。思い込みは激しい方で、やや天然。
刑事としての思考と十狩自身としての思考を分けて考えることが出来、公私の区別はシビア。
自分の感覚が「一般大衆」であることを自覚し、主要人物の中ではたぐいまれな常識人。
主にツッコミ役に回ることが多いが、他人を信じやすいので騙されることも多い。
憧憬に対する思い入れが強く、「~~ッス!」という口調は子供の頃憧れた刑事像より引き継いでいる。
牛乳と煙草が嫌いで、理想の「張り込み」に挫折。なお、あんパンはこしあん派。
きのこたけのこ戦争はきのこ派。
女性の好みは「上からボン・キュ・ボン」。結構なミーハー。
怪盗が女であることは、未だ「6:4」ぐらいの割合で疑っている。
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